抵抗について

抵抗は小さい物が多く抵抗値を数字記載では見えにくいため、カラーコードを決めて色を付けて

見分けています。

以下はカーボン抵抗(Carbon resister)の抵抗値を表すカラーコードです。

 

 

 

 

 


抵抗値表

@

10の位

A

1の位

B

乗数

C

許容差

■黒

0

0

1

1

1

10

 F:±1%

2

2

100

 G±2%

3

3

1,000

4

4

10,000

5

5

100,000

 D±0.5

6

6

1,000,000

 C±0.25

7

7

10,000,000

 B±0.1

8

8

□白

9

9

0.1

 J±5

0.01

 K±10

 M±20

 

カラーコードは@、Aがそれぞれ10の位、1の位なので、この2つの数字は単純に組み合わ

せて2桁の数字となり、それにBの乗数を掛けます。

例えば、@茶、A黒、B赤の場合は、茶が1、黒が0、赤100倍ですから

10×100 = 1000Ω(1kΩ)となります。

 

 もう一つ例を挙げると、@橙、A橙、B橙の場合は、橙が3と1000倍ですから

       33×1000 = 33000Ω(33kΩ)となります。

 

カーボン抵抗では、抵抗値許容差が金の場合±5%が多い様ですが、金属皮膜抵抗だと許容誤差

が±1%以下が一般的です。この金属皮膜抵抗は、許容誤差が少ないため、カラーコードも5つ

になり、抵抗値に4つを使い以下の様になります。

例えば、@茶、A黒、B黒、C茶の場合は、茶が1、黒が0、黒が0、茶10倍ですから

       100x10 = 1000Ω(1kΩ)となります。

 

カーボン抵抗と金属皮膜抵抗の値を示す色は同じですが、カーボンは3つ、金属皮膜は4つで表

現するので注意が必要です。同じ1kでも、カーボン抵抗の指数部は赤ですが、金属皮膜抵抗の

指数部は茶と言うことになります。慣れないとややこしいですね。

 

 

1/6(0.167)Wまで対応できます。

合成抵抗

抵抗を直列や並列につないだ場合の両端の抵抗を合成抵抗と言います。合成抵抗は、直列につ

なぐと単純に抵抗値の足し算ですが、並列につなぐとその分電流が流れやすくなるので合成抵抗

の値は減ります。


同じ数値の抵抗を並列にする場合の2本の並列は単純に半分になります。